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2019年【滋賀】びわ湖一周 びわいちに挑戦(クロスバイクで一日200㎞のサイクリング)

輪行NUNU様
旅行サイクリング自転車
この記事は約22分で読めます。

東京から滋賀県まで、移動日の当日。
天候は朝から雨。出発時には止む予報。
品川駅まで移動できればそのあとはなんとかなるだろう・・・

一応今回の旅の予定は以下のような感じ。

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出発

早朝降っていた雨ですが、出発時(9時頃)には止み、自転車での移動が可能に。
前日急遽100均で購入していたペラペラ合羽も使うことなく走れるように。
無事出発を迎えられた。
新幹線は東京駅からの乗車券でしたが、我々は品川駅を目指します。
途中学芸大学付近の交差点でヌヌ様をちぎって置き去りにしてしまいました。。。
さらにその直後、権之助坂でヌヌ様が少々へこたれ「後ろへの気遣いがない」と、早速お叱りを受ける私。
とはいうものの、品川までの約10kmはヌヌ様にとってももはや敵ではありません。

輪行袋詰め作業

5月、石垣島に輪行して以来、久々の輪行袋詰めです。
出発前に一度バラす練習はしたものの、きちんと袋詰めするのは久々。
高輪口側に到着し、輪行作業ができるところを探します。
高輪口側は、人通りがとかく多く、駅構内のわずかなスペースで作業をできないかよくよく探してはみたのですが・・・
あまりの人通りの多さに断念orz 結局作業に適した場所がなく、港南口側に移動。

京急の踏切に足止めをくらいながら9時45分頃に一旦自転車を止めたのですが、港南口側は作業しやすいスペースがバッチリ。
次回輪行作業をするなら迷わず港南口を目指したほうがよさそうです。

今回は前回の反省を元に、輪行用の道具にもちょっと変更を入れました。

輪行袋付属の車輪止ベルトは3本ですが、長めのナイロンのベルトを1本追加。
前回、わずかながらペダルが動くことが非常につらかったことを反省として、ペダルと車輪をしっかり固定するために長めのベルトを余計に持つことにしました。
ベルトを1本追加したことで、ペダルと車輪をしっかり固定できましたし、ハンドルまで固定できたので非常に有効だったと思います。

もう一点は、エンド金具。
前回の輪行ではオーストリッチの折りたたみ式エンド金具を利用しましたが、今回はゴリックスのエンド金具を利用です。
オーストリッチの金具は折りたためるので携行には適していますが、強度的に若干弱い。
私たちの自転車がクロモリの重いバイクであることも問題の一つかもしれませんが、前回の輪行で派手に歪んで、使えません(飛行機輪行だったことも理由だと思います)。そのため、今回はちょっと強そうなエンド金具を利用することにしました。こちらも接地面が広く、剛性もあって良い感じです。

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新幹線乗車から在来線輪行

品川駅は、駅ホーム内に売店がないとのことだったので、改札に入ってすぐの売店で弁当を購入。
新幹線は最後尾車両でししたので、ホームを延々と歩いて乗車口まで向かいます。

輪行NUNU様

同僚が東京駅始発で乗車していたので、最後尾座席後ろのスペースを確保してくれていました。幸い大きな荷物を持って乗車している人も少なかったようで、反対側スペースにいくつか荷物はあったものの、最後尾席後ろに2台、デッキに1台自転車を置くことで通路に邪魔な置き方はしないですみました(多謝です)。
新横浜から乗車の1名は、我々4人がシートを向かい合わせにしたことで、背中部分にスペースができ、そこに自転車を押し込みました。
三島(かな?)で、一度開く扉が反対になるとのことで、デッキ通路反対側に自転車の移動を促され、移動しましたが、それ以降京都まではずっと同一方向の扉が開く。何度も立ち上がって対応することも無いようなので、一息。

三島で一度自転車を動かした後はひたすらのんびり。品川駅で買った弁当にようやく着手。

私:貝づくし弁当 1,000円也。
ヌヌ様:東海道新幹線弁当  1,000円也。

新幹線の移動中、京都に近づくにつれて雨が激しくなっていく。。。
あまりに雨が激しくて、段々不安になる。。。これ、明日大丈夫!?

こだまでちくちく停車しながらのんびり京都に到着。
京都駅から草津駅までは在来線です。

学校帰りの中学生がぞろぞろと乗車してきたりしてちょっと申し訳ない気持ちになりつつ、ここでも各駅停車で6駅電車に乗らせていただきました。(分散してはいましたがご迷惑を感じた方、いましたらごめんなさい。)

ホテル到着  チェックインと駐輪場トラブル

草津に降り立ったときにも結構な雨。。。
ホテルは駅前のボストンプラザ草津さんです。

ホテルボストンプラザ草津 · 〒525-0037 滋賀県草津市西大路町1−27
★★★★☆ · ホテル

本当に駅の目の前でした。
自転車を駅のひさしの下に置いたまま、ヌヌ様に荷物番をお願いして、一旦フロントに到着を伝えて部屋の鍵をもらう。
事前に電話して駐輪スペースがあることを確認していたので、まずは駐輪スペースに案内してもらい、そこで自転車を組み立てるつもりでした。

しかし・・・

駐輪スペースは「ホテルの1階」と聞いていたのですが、駅前のロータリーから道を渡った対面!!
雨も降っているし、輪行袋を担いで道を渡るのがしんどい。

雨の中移動するのがあまりにしんどいので、仕方なく駅前から移動せず、先に自転車を組立てから駐輪場に持ち込むことにしました。
幸い駅のエスカレーターを降りてすぐのスペースが屋根付きでしたので、端の方でさっと組み立ててしまいます。

各々自転車を組み上げたところで駐輪場へ。

草津駅前第二駐車場っていうのかな?
確かに自転車をおけるスペースはある!
しかし、我々のバイクにはいわゆるスタンドが付いていない・・・
壁に立て掛けて置こうとしたところで、駐車場の管理のオジサマが「向こうにサドル掛けのスタンドがあるよ!」だって!?
ちなみに「向こう」というのは、ロータリーを渡らずに駅から出てすぐの屋根繋がりみたいなところ。

「いやいやいやいや、ちょっとまて!」

僕は事前の電話でもスポーツバイクを持ち込むことを伝えていたし、なんならロードバイク1台については部屋に持ち込ませてもらいたいとまで言っていた。。。

すぐにフロントに引き返して、なぜサドル掛けスタンドを案内してくれないのか問い詰める。

ちょっと話したところで、結果、「フロントの子が気の利かない子だった」って、それだけのことだったようです。 逆に 駐車場のオジサマが気の利く人だったので、私達は感謝しかありません。

でもさ・・・

そもそもその場所を最初から案内してくれていたら自転車の組み立ても楽だったし、雨の中ウロウロしないで済んだのに・・・←ちょっとの距離ですが、輪行袋を持ってウロウロしたのでみんなイライラしてた(苦笑)。

気持ち釈然としません。

いずれにしても、サドル掛けスタンド(自転車ラック)に駐輪し、各々部屋へ。

買い物

一瞬部屋で荷物を広げ、すぐさまお土産を買いに行きます。
部屋についてから18時までの(だいたい1時間くらい)はフリータイムの予定でしたが、みんなで買い物に行くことになりました。

ボストンプラザからは駅を挟んで反対側の近鉄百貨店に行きます。

ヌヌ様とも話して、お土産は帰りの自転車では負担が大きいため、草津到着日のうちに発送で東京に送ってしまうことを決めていました。

都内のデパートでは地下階にある食品売り場ですが、ここのデパートは1階が食品フロア。
各々お土産を購入。ひとしきり買い物を済ませて食事へ。

近江黒鶏とワインバル Jidoriya

夕食はJidoriyaさん。
ヌヌ様が事前に調べていてくれたお店です。

しっかり食べ、飲み、翌日に備えます。

とても美味しい料理でした。
初日から思いのほか強い雨と移動の疲れでイライラしていましたが、食事をしたらもはや明日へのワクワクが勝ちます。

ホテルに戻る道すがら 出発時間を決め、軽く予定を共有して初日は解散。

果たして何時に帰りつけるのか!?

頑張りましょう!

二日目 草津駅前出発

早朝、草津駅前のボストンプラザから出発。
5時集合。
日の登る前からの走り出しです。

当初5時30分を出発の設定にしていたのですが、少しでも早く出発してあわよくばラグビーワールドカップ観戦か!?
そんな軽いノリで30分前倒しの予定になりました。

ホテルの前で数枚出発前写真をとり、暗い中早速出発です。

巡行体制と湖畔まで

さて、出発しての隊列は、50代トレックのクロスバイク:O様、30代EBSのクロモリシングルギア:Sさん、ラレーRFT:ヌヌ様・私の順。

先頭と最後尾で一応無線を携行しています。

ホテルを出発すると、琵琶湖畔までは道なりに真っ直ぐ。暗い中O様のテールライトを頼りにぐいぐい走ります。出発早々トレックの速度は多分27~28km/hくらい出てたと思います。
はえぇ~~~!
力強くスピードを上げてくれるので、頼もしく、勇気づけられます。


ヌヌ様も頑張って走っていましたが、24km/hからさらに加速するほどには自転車に慣れていません。


しばらく走り、琵琶湖がの湖面が見えてくる。
対岸の灯りも見えてきて「湖だなぁ」と感じますし、テンションも上がります。


ビワイチ コース入り~ 長命寺

湖岸下笠のT字路で一旦信号で止まり、その後は湖岸に沿って平坦道をひた走る。

ぐるっとびわ湖サイクリングコースに入ります。

行ルートについては青い矢印が路面に書いてあるので、それに従って進むだけ。


そのことを伝えた直後、あっという間にトレックのテールライトが遠ざかっていきます。。。


どうにも追いつけそうにないので、途中一度無線を鳴らし、最初の目的地が”サイクリストの聖地”であることを告げる。ひとまず目的地までの約11kmは各自のペースで走ります。

とは言え、ここでの平均時速は22km/hくらいだったので、悪くはない。

サイクリストの聖地碑 · 〒524-0101 滋賀県守山市今浜町
★★★★☆ · 観光名所

サイクリストの聖地碑で数枚写真をとり、次の目的地は長命寺です。


正確には長命寺下の自動販売機。約15km先の目的地を目指します。


長命寺下の自動販売機は「びわ湖一周認定システム」のチェックポイントになっており、自販機にQRコードとクイズが貼り出されています。

クイズに回答して送信。


これを4箇所以上チェック受けることで認定証と、記念ステッカーが送られてくるというもの。
今回の成果を実感するためにも是非とも欲しい!


行程サマリーにも記載している目的地はチェックポイントを30km程度で割り振っています。


先ずは第一チェックポイント通過です。


彦根城・護国神社 近江母の郷

次の目的地は、近江母の郷です。

琵琶湖すぐの道の駅 近江母の郷
滋賀県米原市の道の駅「近江母の郷」は、琵琶湖や伊吹山の眺望が広がり、ツーリングやサイクリング、ドライブの休憩にぴったり!地域野菜や定番のおみやげ、特産品、絶品グルメなど、訪れた土地を知るにはうってつけのお立ちよりスポットです。


道中に彦根城・滋賀縣護國神社に立寄ります。
約27km。前の道程同様O様、Sさん先行。後からヌヌ様と私が追いかけるかたち。


しかし、O様にもお気づかいいただき割りと近い所を走ってもらえたので、こまめな休憩を挟みながら一緒に巡行できました。


彦根城の少し手前のローソンでトイレ休憩をとり、そこから護国神社を目指します。


護国神社に立ち寄ったのは、御朱印が目的です。
一日のスケジュールのなかで彦根城をのんびり見る余裕はありませんが、御朱印くらいは欲しい!


石垣島で御朱印に手を出してしまったからにはイベントとして外せません。


護国神社は井伊直弼縁の御朱印がもらえるということで、出発前には豪徳寺でも御朱印をいただいてきました。
これで、井伊直弼の3連です。

御朱印をもらった後、近江母の郷へ出発。


近いので、さらっと無事第二チェックポイント通過です。
(ここまでは平坦で無茶苦茶走りやすいです。)

試練の始まり 永原駅まで

ここから試練の始まりです。


近江母の郷からみずどりステーションを通り抜け、13時前に永原駅を通過して、マキノでお昼のスケジュール。

道の駅 湖北みずどりステーション · 〒529-0365 滋賀県長浜市湖北町今西1731−1
★★★★☆ · サービスエリア / パーキング エリア


近江母の郷からみずどりステーションまでは平坦でしたが、とにかく風が強い!

ヌヌ様、「登り坂と変わらない!」と音をあげる。

若干時間に遅れが生じ始める。。。
みずどりステーションでは短くボトル補給を行い、すぐに走り出します。


みずどりステーションからのルートでは、自動で写真を撮ってくれるスポットがあるので、専用アプリを立ち上げます。わずかな区間なので、ここは大事に走るべきところ。自動撮影の写真に期待。


さて、永原駅までの17㎞で、難所があります。

「賤ヶ岳トンネル」

ここはどのサイトを見ても気をつけろと書いてある。
道順に気をつけて走ります。 (自転車ルートは旧道)
いろんなところで 唯一の山登りと書いてあった。
そしてこれを越えれば絶景との話。



様頑張りどころです。



しかし。。。



ヌヌ様頑張り切れずw
坂はややっぱりダメだった。。。



ゆっくり歩いて登りましょう。



そしてトンネル。

ここまで坂の途中から車は通れなくなっています。
なんなら快適なくらい。


登りも短いので、坂好きなら平坦に飽きたタイミングで丁度いいくらいじゃないかと思います。


やっとこさトンネルを抜けると噂に違わぬ絶景。


ヌヌ様放心。←後は坂がないと思ってます。

琵琶湖_最高地点_ビワイチ

トンネルから出た後、一気に下りを走り抜け、336号のルートで湖岸を走る。

ここでも向かい風が体力を削っていきます。
「琵琶湖は風が強い」これはこのエリアのことで、いつも風が強いのではないだろうか・・・


ルートとしては藤ヶ崎トンネルを躱すルート。
藤ヶ崎トンネルも結構怖いトンネルだったようですが、平坦ルートに逃げていました。
強風とショートカットのトレードオフのようですね。。。
我々はとりあえず怖いトンネルを避けられたことは正解だったと思っています。

西浅井の辺りまできたところでヌヌ様若干ハンガーノック。
ローソン 西浅井塩津浜店(このコンビニがマキノまでの最後の補給ポイントだとは知りませんでした)を通り過ぎるか通り過ぎないかのところで、先行するトレック隊に追いつきたい気持ちと何か補給しないと動けない気持ちが葛藤します。



「ローソンに寄る!先行って!登りがないなんて嘘じゃん!!」



始まりました。登り嫌いのボヤキです。 ヌヌ様、向かい風も上り坂も大嫌いです。

賤ヶ岳の登りで相当頭にきてます。。。

平坦の向かい風で消耗しきってます。。。



「永原駅まで何km?」



空腹もあって限界を感じています。



目的地までは残りわずか5km程。
しかしここからずっと登りです。 しかも途中に補給ポイントがありません。

登りの間中ヌヌ様はトボトボと歩きます。

もはや気持ちに体がついてきません。挙げ句に待ち受けていたのはトンネル。

「岩熊第二トンネル」

萎えます。

空腹の暗い気持ちに埃っぽい空気。

もう一回。。。

萎えます。

歩道が広く走りやすいトンネルではありましたが、埃っぽいので本当に嫌な気持ちにさせられます。
このトンネルから永原駅まで下りに転じてくれたおかげで、一気に走り抜け永原駅まではなんとか到着。



13時半。やっと第三チェックポイントです。。。


絶望の永原駅と昼食まで

やっとたどり着いた永原駅ですが、ヌヌ様立ち上がることもままならない状態。

昼食をとにかく近くで摂取したい。
近くでご飯を食べられるところを検索した結果、わずか2件。
EBS様が電話してくれて「今から昼食とれますか?」を、確認してくれました。



さき斗さんと西久さん。



いずれもきた道を少し戻らなくてはならないのですが、とにかく近く!これを逃すとこの先またなにもない区間となります。”一番近いコンビニ”を調べたところ、セブン-イレブン 海津大崎店が最寄り。距離にして7.1km。そんなに走りたくありません!!!



そして電話の結果・・・

さき斗さんは会席のお店だったのかな?要予約でだめ。西久さんはなんとこのタイミングで貸し切り!?

絶望です。

目の前真っ暗です。



そんな絶望を抱えた男3人に様頑張って走ることを決意。

「缶コーヒー2本飲んだから行ける!」

駅に着くなりへたり込み、フラフラと自販機に向かって何か買っていたと思ったら。。。

普段ならまぁー飲まない缶コーヒーを2本飲んだそうです。

決死の覚悟だったかと思いますが、とりあえず走り出すことになりました。

目指すは7km先のコンビニ。

なんとも悲しい目標ですが、しかたありません。

・・・・・・

ホントにプランニングに難ありでした。


スミマセン。。。
そんなことを思っていましたが、ことはそれだけでは済みません。



永原駅を出発してからまたもや一瞬の登り。そして3つ目のトンネルです。

「奥琵琶トンネル」

我々には最大の難関だったように感じます。

歩道狭い。

自転車に乗れない。

暗い。長い。埃っぽい。

1.7km



歩いて通過しました。

先行していたトレック・EBS組も我々が歩いていることを察してくれまして、同じく徒歩でトンネルを抜けてくれました。

またもやトレックのテールライトにどれほど勇気づけられたか。。。

トンネルを抜けてからはなんとか自転車に搭乗。その後数km。

道の駅マキノの表示。

おぉ!?

これは!?

迷いはありません。

「立ち寄る」を選択。



様は走りながら「カツ丼が食べたい」「親子丼も食べたい」そんなことを言っていました。

着いてすぐにフードコートを確認。

店:「何名様ですか?」
私:「4人です」
店:「お好きな席にどうぞ」

膝から崩れ落ちそうでした。

う、嬉しい。。。


ヌヌ様、カツ丼
私、カツ丼
EBS様、カツ丼
トレック様、カレー


席に着くなりEBS様はタンブラーの水を飲み干す。

「水うまいっすねー!」

わかる!

カレーが早々に提供される。

ヌヌ様「間違えたかな?カレーだった?」

わかる!

その後すぐにカツ丼が提供され、すぐさまガッツ食いです。
石垣島でも思いましたが、塩気が沁みる沁みる!

普段味噌汁の汁を飲まない様もこのときばかりはガッツリ!

こんなにうまいカツ丼は初めてなくらい沁みました。

西浅井からマキノのまでは、本当に気をつけないと、死人が出ます。

琵琶湖に挑む方には本当に気をつけていただきたい。

しかしそんなにのんびりもしていられません。

昼食は1時間見込んでいましたが、既にだいぶ予定より遅れています。
ここでの平均時速は16㎞/h。
このままでは最終的に22時を回ります。
食事をとって一息程度。



すぐさま出発。

自販機のドリンクでボトル補給しているところでヌヌ様草餅を購入して登場。
「補給食にどうぞー」
トレック様とEBS様に渡しますが、二人ともその場でムシャムシャ。


ヌヌ様唖然。 (食べられるの!?)


とりあえず再出発。(一応私は草餅を補給食としてあずかりました。)



下りです。
「峠」と、書いてありましたが、反時計回りの私たちにとってはただの下り。
永原駅から当初目指していたセブンイレブンまでの約2㎞、ぐんっと下りました。

昼食後の再スタートから近江高島駅

次の目的地は近江高島駅です。
マキノのから約27km。


カツ丼を食べてからのヌヌ様の頑張りは凄かった。
トレック様、EBS様、ヌヌ様、私でしっかりとトレインが組めています。
トレック様は遅れを取り戻すかのようにグイグイと走ります。



相当長く踏んだと思います。
ヌヌ様から、「これ、いつまで踏むの?そろそろ休みたい」

言われるまでノンストップ。ここで平均時速は17km/hくらいまで上がっています。
さすがに僕も疲れていたので、まんまと提案に乗って先行二人を見送る。
一服して追いかけたところで二人も数百メートル先で休憩中。タイミング的にヌヌ様ナイス。



その後は多分そんなに距離はなかったと思いますが、近江高島の駅にあっさり到着。

ガリバー像の写真を撮って、第4チェックポイント通過。

これでビワイチ認定証確定です!!!

ここでヌヌ様は補給用に買った草餅を摂取。
わずかな時間で再び走り出すための回復を図ります。



近江高島駅に来る途中、大学生と思われる3人組ロードがすぐ後ろにいたのですが、彼らも認定証の話をしているのが耳に聞こえました。彼らは近江高島駅の横のローソンに立ち寄っていたようですが、おそらく同じようにチェックを受けたのでしょう。
言葉を交わしたわけではありませんが、なんとなく「がんばれ!」と、思ってしまいます。とりあえず、我々は近江高島の駅で10分程度停車の後すぐに走り出しました。


暗い白髭神社の鳥居

近江高島の駅を出発してから2km程。

あわよくば御朱印を狙っていた白髭神社の前を通過します。

時間帯の問題なのか、車の通行量が多く琵琶湖西縦貫道路は結構な渋滞。

前に進めないのをいいことに一瞬自転車を停めての撮影。

「いまだ!」の思いだけで自転車を降りて、琵琶湖側の縁石に乗ったりしてましたが、後になって下を覗いたら「下すぐ琵琶湖面じゃん!?」ちょっとびっくりしました・・・

さささっと写真を撮ってすぐに車の脇を走ります。

先程補給をしなかったトレック様とEBS様なのですが、いくらも走らないうちにローソンに立寄ります。ローソン 志賀北小松店。ちょっとゆっくり休憩したかったようです。

ついでに私もトイレを済ませ、外でおにぎりを一個ムシャリ。

タバコを吸いながら一息ついておりましたが、EBS様が一つ気づきを伝えてきます。

「橋を渡ると早く帰れるみたい」

そうなんです!知ってるんです。
しかし僕たちは200㎞走りに来てるんです。
そのコースだと150㎞になるんです。
わかるんです。ヌヌ様を気づかってくれていたんです。

もはや暗くなってますし、今からの50㎞は相当きつい。
ヌヌ様にも確認をとり、「どっちでもいーよ?」ですって。。。
まぁ、それくらいしんどいわけです。



しかし、ここはあえての「橋は渡らない!」です。



決断しました。



決め手はヌヌ様の「リベンジにはいつこれるかな?」です。
トレック様もがっかりしていましたが、ここまできたらやり遂げましょう!二度とリベンジに訪れなくてもいいように!
決断しておいてなんですが、私はこの時点で膝が限界。膝をかばって捻った左足首の痛みも相当なものです。



サラッとぼやいてはおきましたが、次の巡行に踏み出しました。


最後の踏ん張り

南側は割りと街なかをはしりますが、灯りがありますのでそれほど怖くはありません。
夜に街なかを走るので南側を避けたなんて話もチラホラみかけましたが、我ら蛍光のベストとチカチカテールライトで全力アピールです。

橋を通り抜ける際にトレック様とEBS様が 相当 後ろ髪を引かれたと言っていたのは、その後の居酒屋での話。



私も右膝を庇いながら片足で回して通り過ぎました。。。
このくらいから信号の旅にヌヌ様が遠ざかります。

踏み込むたびに右膝の痛みと左足首の痛みでスピードが乗りません。


なんとかついて行ってましたが、信号で前の3人が進路を変えるようです。
「おぉ!休憩か!?」ちょっとほっとします。

セブン-イレブン 大津苗鹿店
今回最後の休憩です。

ここに立ち寄ったのは、トレック様のサイコンが限界間近だったため。
トレック様、マイクロUSBケーブルを購入。
最近のスマホはタイプCなのに対して、諸々小物はマイクロUSBだったりするので、意外とやっかいです。

ここで私が気づいたのはサングラスがなくなっていること。走行中に落としてしまったようです。
走行中に何か落とした様な気はしていたのですが、振り返る余裕も無く走っていましたので、「あのときかなぁ・・・」くらいの薄らぼんやりした感覚しかありません。

ROCKBROS 偏光調光サングラス

リーズナブルで結構気に入っていたんですが、夏の間愛用していたサングラスを紛失してしまいました。。。



さて、残すところ約20km。
最後は一息で走り切ることになりました。

道中、大津あたりでOh ! Meなるハイセンスな表示を発見。
滋賀県のセンスがハイレベルすぎて一瞬気絶しそうになる。膝の痛みとは関係なく意識が遠のく。

程なく近江大橋にさしかかり、傾斜に対して膝の痛みが限界。片足で回す。


「残り7.3km~!」


最後尾から士気をあげると言うよりも自分に言い聞かせます。

橋を渡ってからはもう登りも下りもありません。
ただひたすら歯を食いしばって走るだけです。




21時30分。



ボストンプラザ草津に到着です。



やりきりました。



「ビワイチ」完遂です。

Result
Dist 191.70㎞
Max 35.9㎞/h
Ave 17.5㎞/h


ビワイチから帰着後、真っ先に行ったのは輪行準備です。
ヌヌ様にはホテル前で待機してもらい、自転車番をお願い。
各々一旦部屋に戻り輪行袋を取りに向かいます。

と!!!
その前にフロントに立寄り写真の撮影をお願いしました。
何名かスタッフの方はいらしたのですが、初日にとぼけた案内をしてくれた女性スタッフに敢えて依頼。今度はとても感じよく対応してくださいました。

ありがとう!

達成集合写真も撮りましたので、今度こそ輪行準備です。
流石に短時間で自転車の解体と組立を繰り返していますので、最終日の輪行準備が一番はやく上手にできると言う・・・←これも数ヶ月ですっかり忘れるわけですが・・・

私が2台袋詰して完了が22時頃でしょうか?
全員で袋詰めした自転車をフロントに預けます。

ロビー、フロント前でネットをかけて預かっていただき、そのまま食事に出ることにしました。

たどり着けなかった【炭火酒場 おおくら屋 草津】

結論から言いますと、サマリー記載の居酒屋さんには行きませんでした。
既に疲労が限界に達しており、階段(エスカレーター)を上がって駅の向こうに行くことさえも億劫です。
駅前の小間蔵さん、痛い足を引きずって階段を登り、入口前まで行っては見たのですが・・・

残念。

閉まってます。

もはやボストンプラザの下の魚民しか選択はありません。

ほうほうの体で【魚民 草津西口駅前店】

とりあえず一息に注文をして、やりきった乾杯。
注文時にイカの姿作りを店員さんに薦められるままに注文。
思ったより高かったのですが、もはや頭が働いていなかった。

もはや疲れた話題にしかなりませんが、この場でプランニングの難ありを謝罪。。。苦笑

ヌヌ様は最初の乾杯で一口ビールを飲んだだけで、烏龍茶を注文。
そのまま寝てしまいました。

全員クタクタだったので、翌日の集合時間を決めて解散。

とにかく、「ビワイチ」みなさん大変良くできました。

3日目

ボストンプラザで追加のお土産を購入。
飛び出し坊やのラングドシャを購入したのですが、ここでもフロントが気の利かないこと・・・
最後までホテルの対応には釈然としない。
ビワイチチャレンジャーに何か恨みでもあるのかな?

朝食後にお土産発送

朝食はボストンプラザの1Fレストランでビュッフェ形式。
前日に朝食の予約をすると500円も安くなるシステム。
昨晩のうちに朝食の予約を済ませていた私達は朝食をしっかりいただきました。
毎度旅行先ではしっかりご飯を食べる私です。
赤こんにゃくもこの場でいただいておきました。ご飯のお供、納得のちょっとしょっぱいお味。かと言って辛いわけではない。普段食べない土地のものを食べると楽しくなります。

朝食後にお土産をフロントで購入。
発送を依頼するも、フロントの対応に憤慨して1Fのローソンから発送。

いったい何だったんだろう・・・
宿泊施設だけ考えればホントに良いホテルなんだけどな・・・

最終日移動

フロントに10時集合。10時半くらいに草津駅を発車する 「各停網干行」を狙います。
平日の朝だったので、微妙に通勤時間帯をずらした設定をしていて正解でした。
普段どれほど混むのかはわかりませんが、在来線輪行も割とすんなり自転車を持ち込める程度には空いている。

新幹線輪行_ビワイチ

新幹線の時間に対して少し早く出発したのは、京都駅でお弁当とお土産を買う時間を設けるため。
帰りのお弁当は近江牛ステーキ重弁当。
ヌヌ様奮発の一品です。

帰りの新幹線では無事最後部席の後ろのスペースに自転車を置くことができました。
平日の昼間でもありましたので、サラリーマンらしき方が座席でパソコンを開いていたり。。。
指定席でしたが、車両自体はガラガラと言っていいくらいに空いていたので、自転車のスペースをいただいても罪悪感なし。
各駅停車で非常に時間はかかりますが、輪行するなら「ひかり」よりも「こだま」のほうが空いていて良さそうです。

いずれにしても帰りの新幹線ではクタクタでお弁当を食べてからはひたすら寝てました。

降車駅がバラバラなので、車中で挨拶し、私達は品川で降車。

港南口で再度自転車を組み上げ、そこから自転車で帰る予定だったのですが・・・

悲惨な帰路

自転車に搭乗していくらも行かないうちにヌヌ様は背中と肩が痛いと言いだす。
私は琵琶湖で痛めた膝と足首が痛くて自転車を漕げない。
自転車は組み上げてしまっているので、これから再度輪行袋に詰め直すことはしたくない。


結局ふたりとも自転車にはとても乗れる状態ではなく、約10kmを自転車を押しながら歩いて帰宅しました。


「次からは絶対にタクシー!」


ヌヌ様からきついお叱りを受けました。


最後まで計画通りに進まない旅でした・・・



2019 滋賀旅行 ビワイチ トライ その後に続く

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この記事を書いた人
あてさん

新卒でイベント会社に就職。その後レストラン、不動産会社と転々として今はweb関連会社に在籍してます。二輪とダーツとお酒が好きな中年。週末は飼い犬のチワワとサイクリングに出かけます。

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