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スマートウォッチ比較:同価格帯3機種について検討 HUAWEI WATCH GT 5 Pro vs GARMIN vivoactive 5 & 6 – vivoactive 6へのアップグレードは賢明か?

4.0
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※見出し画像は公式サイトのキャプチャ

スマートウォッチを着けてる人、増えましたねぇ。
自分のライフスタイルやニーズに最適なデバイスを見つけるのって意外と大変だと思うのですが、みなさん使いこなせてます?
現在、私はGARMIN vivoactive 5を利用中なわけですが、HUAWEI WATCH GT 5 Pro、GARMIN vivoactive 5、新たに登場したGARMIN vivoactive 6について比較してみようと思った次第です。3モデルのスペックを情報収集・比較検討し、vivoactive 6へのアップグレードの価値について検討してみたいと思います。
ファーウェイ、vivoactive6を購入したりレンタルしたわけではないので、実機の使用感として比較するわけではないのであしからず。

HUAWEI WATCH GT 5 Pro:プレミアムな質感と驚異的なバッテリー

HUAWEI WATCH GT 5 Proは、ファーウェイのスマートウォッチにおけるフラッグシップモデルに位置づけられ、特にデザイン性とバッテリー性能の評価が高い子です。

  • デザインと素材: 46mmモデルでは航空宇宙グレードのチタン合金ケースや、ナノクリスタルセラミックのバックカバーを採用し、高級感を演出しています。ディスプレイには傷に強いサファイアガラスを使用。チタンモデルは軽量で長時間の装着も快適です。防水防塵性能はIP69Kに対応し、水深40mまでのフリーダイビングも可能。ベルト交換も容易な構造になっています。
  • ディスプレイ: 1.43インチの鮮やかなAMOLEDディスプレイ(466×466ピクセル)を搭載し、常時表示にも対応しています。ウォッチフェイスは10,000種類以上提供され、カスタマイズ性が高いです。
  • 健康・フィットネス機能: 心拍数、血中酸素レベル、睡眠(いびき録音も可能)、ストレスレベル、皮膚温度などを測定する「HUAWEI TruSense™ 5.0+」センサー技術を搭載。特にGPS精度は大幅に向上し、ルート追跡やナビゲーション機能も強化されています。100種類以上のワークアウトモードに対応し、特にゴルフ機能は3Dマップ表示やグリーン傾斜表示(基本)など、GT 5よりも強化されています。ただし、ECG(心電図)機能は日本では利用できません。
  • スマート機能: Bluetooth通話、メッセージ通知に対応。Harmony OS 5.0を採用し、スムーズな操作感を実現しています。LINE通話の着信通知も可能です。しかし、最大の弱点として、おサイフケータイ(FeliCa)やNFCによる非接触決済機能には対応していません。また、Google PlayストアやAlexaも利用できず、アプリのエコシステムは限定的です。
  • バッテリー: 通常使用で最大14日間(46mmモデル)という驚異的なバッテリー持続時間を誇ります。常時表示ONでも約5日間、ヘビーユースでも約9日間持続します。ゴルフ機能を使用してもバッテリー消費は少なく、複数ラウンドに対応可能です。
  • 価格: モデルや素材により価格は異なりますが、チタンケースの46mmモデルは発売当初4万円台後半から、現在では3万円台後半で購入可能な場合もあります。コストパフォーマンスは非常に高いと評価されています。

総じて、HUAWEI WATCH GT 5 Proは、プレミアムな素材、優れたバッテリー寿命、充実した健康・フィットネス機能(特にゴルフ)を魅力とするスマートウォッチです。しかし、日本市場で重要視される非接触決済機能の欠如は、大きなデメリットと言えるでしょう。

GARMIN vivoactive 5:バランスの取れた定番モデル

GARMIN vivoactive 5は、日常生活での健康管理からフィットネスまで幅広くカバーする、バランスの取れたGPSスマートウォッチです。私が現在使用しているモデルでもあります。

  • デザインと素材: 軽量なアルミニウムベゼルとシリコンバンドを採用し、重量はわずか36g(バンド込み)。厚みも11.1mmと薄型で、長時間の装着でも快適です。防水性能は5ATMです。カラーバリエーションも複数用意されています。
  • ディスプレイ: 1.2インチのAMOLEDディスプレイ(390×390ピクセル)を搭載。前モデル(vivoactive 4/4S)の液晶から有機ELに進化したことで、視認性が大幅に向上し、ユーザーからの評価も高いです。ベゼルが細く、画面が大きく見えるデザインも特徴です。
  • 健康・フィットネス機能: Garmin独自の「Body Battery」によるエネルギーレベル測定、詳細な睡眠モニタリング(睡眠スコア、お昼寝検出機能付き)、心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベル、呼吸数、歩数などを計測。HRV(心拍変動)ステータスも新たに搭載されました。30種類以上のスポーツアプリを内蔵し、ランニング、ウォーキング、サイクリング、スイミング、ゴルフ、ヨガ、ピラティスなどに対応しています。GPS精度も高く評価されています。
  • スマート機能: 最大の強みの一つがSuicaに対応している点です。ウォッチだけで交通機関の利用や買い物が可能で、利便性が非常に高いです。Garmin Payによるクレジットカード決済にも対応。スマートフォンからの通知表示、音楽再生機能(Spotifyなどから楽曲をダウンロード可能)も搭載しています。
  • バッテリー: スマートウォッチモードで約11日間、GPSモードで約21時間と、日常的な使用には十分なバッテリー持続時間を実現しています。バッテリー節約モードでは約21日間持続します。
  • 価格: 定価は39,800円(税込)で、Garminの最新ラインナップの中では比較的手頃な価格設定です。実売価格はさらに安価な場合もあります。

vivoactive 5は、鮮やかなAMOLEDディスプレイ、軽量なデザイン、充実した健康・フィットネス機能、そして日本で不可欠なSuica対応を兼ね備えた、コストパフォーマンスに優れたモデルと言えます。
ちなみに私はいざという時用に少額入れているだけですが、それでも安心感はありますね。

GARMIN vivoactive 6:機能強化と価格上昇のジレンマ

2025年4月に発売されたGARMIN vivoactive 6は、vivoactive 5をベースに、ソフトウェア面を中心に機能強化を図った最新モデルです。

  • デザインと素材: 基本的なデザイン、サイズ(42.2mm径、厚さ10.9mm)、重量(36g)、素材(アルミニウムベゼル、強化ガラス、シリコンバンド)はvivoactive 5を踏襲しています。防水性能も5ATMで変更ありません。ボタン形状の変更など、細かなデザイン調整が施されています。
  • ディスプレイ: vivoactive 5と同じ1.2インチAMOLED(390×390ピクセル)ですが、輝度が向上しているかも。
  • 健康・フィットネス機能(vivoactive 5からの進化点):
  • スマート起床アラーム: 睡眠サイクルを分析し、眠りの浅い最適なタイミングで起こしてくれる新機能です。←これは良いと思った。
  • MOVEアラートの進化: 体を動かすよう促すだけでなく、具体的なエクササイズをアニメーションで提案します。←これは不要。
  • おすすめワークアウト(ウォーキング): 目標に合わせたウォーキングメニューを提案します。←これは不要。
  • モビリティアクティビティ: 関節周りの柔軟性・強度向上を目的とした新しいアクティビティプロファイルです。
  • 動画ワークアウト: ウォッチ上でワークアウトの動きをアニメーションで確認できます。←これは不要。
  • ランニング機能の大幅強化: PacePro(レースペース戦略)、ランニングパワー計測、ランニングダイナミクス(接地時間など)、コースナビゲーション機能が追加されました。これらは通常、より上位のForerunnerシリーズに搭載される機能です。←これは不要。
  • スポーツプロファイルの拡充: 50種類以上(一部情報では80種類以上)に増加し、より多様なアクティビティに対応します。←これは不要。
  • センサー追加: 磁気コンパスジャイロスコープが追加され、ナビゲーションや動作認識の精度向上が期待されます。←これは良いと思った。
  • GNSSサポート強化: GPS/GLONASS/GALILEOに加え、**BeiDouとQZSS(みちびき)**をサポートし、測位精度が向上しています。←これは良いと思った。
  • UI刷新: ユーザーインターフェースが再設計され、データフィールドの表示数(最大8項目)やカスタマイズ性が向上しました。
  • スマート機能: Suica対応、Garmin Pay、通知機能、音楽保存・再生機能はvivoactive 5から引き継いでいます。内蔵ストレージは4GBから8GBに倍増し、より多くの音楽を保存できます。←これは不要。
  • バッテリー: スマートウォッチモードで約11日間、GPSモードで約21時間と、vivoactive 5と同等のバッテリー持続時間です。
  • 価格: 日本での定価は52,800円(税込)。これはvivoactive 5の定価39,800円から13,000円の大幅な値上げとなります。一方、米国での価格は299.99ドルと、vivoactive 5から据え置かれました。この内外価格差は、日本のユーザーにとって看過できないポイントです。

vivoactive 6は、特にランナー向けの機能が大幅に強化され、UIやストレージ容量も改善された意欲的なモデルです。しかし、ハードウェアの基本部分はvivoactive 5と共通点が多く、ソフトウェアアップデートが中心の進化と言えます。この部分的進化に対して、日本市場での価格上昇が見合うかどうかは考え方次第だなぁ。

比較分析:あなたに最適な選択肢は?

3つのモデルの仕様と特徴を踏まえ、比較表で検討します。

A. 機能比較表

機能/仕様HUAWEI WATCH GT 5 Pro (46mm)GARMIN vivoactive 5GARMIN vivoactive 6
価格帯 (参考)約¥39,000~¥48,000約¥33,000~¥39,800約¥47,000~¥52,800
ディスプレイ1.43インチ AMOLED (466×466)1.2インチ AMOLED (390×390)1.2インチ AMOLED (390×390), 輝度向上?
主な素材チタン/セラミック, サファイアガラスアルミニウム, 強化ガラス, ポリマーアルミニウム, 強化ガラス, ポリマー
重量 (本体)約53g (46mm)23g23g
バッテリー (通常)最大14日間約11日間約11日間
GPS高精度GPS (HUAWEIヒマワリ)GPS/GLONASS/GALILEOGPS/GLONASS/GALILEO/BeiDou/QZSS
主なセンサー心拍, SpO2, 温度, 気圧, ECG(日非対応)心拍, SpO2, 加速度, 環境光心拍, SpO2, 加速度, 環境光, コンパス, ジャイロ
主な健康機能心拍,睡眠,ストレス,血中酸素,体温,情緒測定心拍,睡眠,ストレス,血中酸素,Body Battery,HRV心拍,睡眠,ストレス,血中酸素,Body Battery,HRV,スマートアラーム
主なフィットネス100+モード, ゴルフ(詳細), ランニングフォーム30+モード, ゴルフ(基本), ランニング50+/80+モード, ゴルフ(基本), 高度なランニング機能
スマート機能通知, BT通話, 音楽制御通知, 音楽保存/再生, Suica, Garmin Pay通知, 音楽保存/再生(8GB), Suica, Garmin Pay
主な強みバッテリー寿命, プレミアム素材, ゴルフ機能バランス, 軽量, Suica対応, コスパ高度なランニング機能, UI改善, センサー追加, Suica
主な弱み (日本)Suica非対応, アプリ制限上位機種比で機能限定価格上昇 (日本), 気圧高度計なし

B. 詳細比較:選択のポイント

  • エコシステムとUI: Garmin Connectは長年の実績があり、豊富なデータ分析機能を提供します。vivoactive 6ではUIが刷新され、より直感的で多くの情報を表示できるようになりました。一方、HUAWEI Healthも洗練されていますが、カスタマイズ性や連携アプリの面ではGarminに劣る可能性があります。
  • 健康トラッキング: 3モデルとも基本的な健康指標(心拍、睡眠、ストレス、血中酸素)は高いレベルでカバーしています。vivoactive 6はスマートアラームや進化したMOVEアラート、カスタマイズ可能なモーニングレポートといった、睡眠と覚醒、日中の活動促進に関する新機能が追加されています。HUAWEIは体温測定や情緒測定といった独自機能がありますが、GarminのHRVステータスやBody Batteryは日々のコンディション把握に有用です。
  • フィットネスとGPS: 用途によって評価が分かれます。
  • ランニング: vivoactive 6がPacePro、ランニングパワー、ランニングダイナミクス、コースナビゲーションといった高度な機能を搭載し、vivoactive 5やGT 5 Proを大きくリードします。ランニングを重視するユーザーにとっては、この進化は大きな魅力です。
  • ゴルフ: HUAWEI WATCH GT 5 Proが3Dマップ表示やより詳細なコース情報を提供し、ゴルフ機能においてはvivoactiveシリーズより優れています。vivoactiveシリーズもゴルフに対応しますが、機能は基本的なものに留まります。
  • GPS: 3モデルともGPS精度は良好ですが、vivoactive 6は対応衛星システムが増え、コンパスとジャイロスコープも搭載したことで、より厳しい環境下での精度やナビゲーション能力が向上している可能性があります。
  • スマート機能と決済: 日本市場においては、Suica対応が決定的な差となります。vivoactive 5と6はこの点で明確なアドバンテージを持ちます。HUAWEI WATCH GT 5 Proは、この機能がないため、日常的な利便性で大きく劣ります。音楽ストレージ容量はvivoactive 6が8GBと倍増したため、より多くの楽曲を持ち運べます。
  • バッテリー寿命: HUAWEI WATCH GT 5 Proが最大14日間と、他を圧倒しています。頻繁な充電を避けたいユーザーには最適です。vivoactive 5と6の約11日間も十分実用的ですが、HUAWEIには及びません。
  • デザインとビルドクオリティ: 価格帯を考慮すると、HUAWEI WATCH GT 5 Proはチタンやサファイアガラスといった高級素材を使用しており、質感が高いです。vivoactiveシリーズは軽量性を重視した素材選びですが、vivoactive 5/6のAMOLEDディスプレイは非常に美しく、日常使いに適したスタイリッシュさも備えています。
  • 日本市場での価値
  • vivoactive 5: Suica対応、十分な機能、手頃な価格(特に実売価格)から、依然として非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。
  • vivoactive 6: 追加された高度なランニング機能やUI改善は魅力的ですが、日本での大幅な価格上昇がネックです。米国価格(据え置き)と比較すると、割高感は否めません。ソフトウェア中心のアップデート内容と価格上昇のバランスをどう評価するかが鍵となります。
  • GT 5 Pro: 優れたハードウェアとバッテリーを持つものの、Suica非対応という点が、日本の多くのユーザー(特にGarminを好むユーザー)にとっては致命的であり、推奨しにくいかなぁ。

vivoactive 6へのアップグレード判断は、単に「新機能が追加されたから」という理由だけではちょっと考える部分が残ります。特に日本での価格設定を考慮すると、主にランニング関連機能が追加されただけで、13,000円の価格差に見合う価値があるかどうかはちょっと疑問が残ってしまいます。

結論と個人的推奨

HUAWEI WATCH GT 5 Pro、GARMIN vivoactive 5、GARMIN vivoactive 6を比較検討した結果について、私は以下の結論です。

  • HUAWEI WATCH GT 5 Pro: プレミアムな素材感、業界トップクラスのバッテリー寿命、充実したゴルフ機能が魅力とのことですが、正直私の選択肢には入りません。
    寝るときにも着用する時計としては重すぎるし、そもそも私はゴルフになんも興味なしw
    価格帯が同じくらいで、販売のタイミングが近かったので比較に出しましたが「ごめん」て感じです。とりあえずSuicaは付けて!
  • GARMIN vivoactive 5: 現在使用中のモデルであり、AMOLEDディスプレイは6 でも変わらない。軽量デザイン、十分な健康・フィットネス機能、そしてSuica対応。
    よくよくバランスの取れた製品だと思います。特に価格面での魅力は新製品が販売されたことでより高く見えるのではなかろうか。
    コストパフォーマンスを重視するなら依然有力な選択肢だと思います。
  • GARMIN vivoactive 6: vivoactive 5をベースに、ソフトウェア面で大幅な機能強化が施されました。特に、PacePro、ランニングパワー/ダイナミクス、コースナビゲーションといった高度なランニング機能の追加は、本格的なランナーにとって大きな魅力です。
    UIの改善、センサー追加(コンパス/ジャイロ)、ストレージ倍増も利点です。しかし、これらの改善の多くはソフトウェアによるものであり、基本的なハードウェア(ディスプレイ、心拍センサー、バッテリー寿命など)はvivoactive 5と共通です。

とりあえずvivoactive 5からvivoactive 6へのアップグレードに関しては見送り!

まぁ、そもそもそんなにホイホイ買い替えるようなものでもないのですが、やっぱり新しいデバイスが出てくると興味は出ますし、欲しくもなります。
とはいえ、HUAWEI WATCH GT 5 Proに関してはそもそも検討のテーブルに乗らないところで引き合いに出してしまいました。すみません。スマホアプリについてはGARMINよりも使いやすそうな気はしていますが、ゴルフしないし、重い時計は僕の選択肢にはないのですよ。
vivoactive 6に関して、今回のアップデートはちょっと冴えなかった印象ですね。センサー類の向上は好ましいところではありますが、ジョギング機能の向上、ストレージの容量アップや微妙なUI変更くらいでは買替の理由付けに弱すぎた…vivoactive 6を選ぶならvenu 3と比較するのがいいのかなぁ。
個人的にはvivoactive 5とvivoactive 6はたいして変わらないと思いました。買替のタイミングの方はvenu 3、GT 5 Pro、vivoactve 6で比較されるのも良いかもしれませんね。
いずれにせよ個人的に現在使用しているvivoactive 5についてはコスパ最強の印象が依然強いですw

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