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フロントハブのグリスアップメンテナンス

BICYCLEMAINTENANCE
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とうとうキてしまいました。
割と最近フロントハブを開いてコーンの付け替えを実施したばかりだったつもりなのですが、フロントハブの玉押しパーツの端から茶色いにじみが出てきてしまいました。。。基本的に「雨の日には乗らず」「屋内保管」の、我がラレーですが、たまに水たまりに入ってしまったり、洗浄で水をかけたりと、まったく水気に縁がないわけではありませんのでね。錆が発生することもあるでしょうよ!ってなわけで、ハブを開いてメンテナンスです。

フロントハブの仕組み

SHIMANOのサイトからいただきますが、我が家のラレーのハブはカップアンドコーン式と言われるもの。

ハブ本体のカップにボールを玉押しで固定して回すタイプです。ほかにもカートリッジ式のボールベアリングを使うタイプなどもありますが、説明は割愛。

フロントハブの分解

さて、早速ですが問題のハブの写真と分解についてです。

今回問題となったのは、ジワッと湧いてきた茶色いにじみです。言わずもがな錆びていることは間違いないのですが、バラシて見ないと深刻さ加減がわかりません。

ハブ分解に必要な道具

  • ハブスパナ
  • モンキースパナ
  • グリス
  • ディグリーザー(パーツクリーナー)

僕の自転車に関して言うと、ハブスパナは最早不要。玉押しは手で回してとりました。

ハブ分解の手順

  1. スパナでグイっといきます。
  2. 玉押しを抑えたままひっくり返します。
  3. ハブ芯を抜きます。
  4. その際、玉押しを抑えた側のハブの下にペットボトルを切ったものを配置。
  5. パーツクリーナを吹いてベアリングのボールを落とします。
  6. シール部分を外します。

無茶苦茶乱暴な言い方をすると、ベアリングのボールを絶対に無くさないようにしてハブ芯を抜け!って感じ。ベアリングの玉がなくなるといっかんの終わりです。

ボール・カップ・コーンのクリーニング

それぞれパーツクリーナできれいにします。
今回、私の自転車のハブはカップ部分に腐食跡がありました。

しかたないので徹底的に磨きます。錆取り材とコンパウンドで鏡面仕上げ。
コロナ禍の暇つぶしに使っていたコイン磨きセットが威力を発揮しました。

フロントハブの組み立て

逆手順で組み立てればいいのですが、玉押しを抑えながらひっくり返したりするのがめんどくさいので、僕は玉押しを一旦ビニールテープで固定して作業しました。

とりあえず手順としては以下。

ハブ組み立ての手順

  1. カップへのグリス塗布。
  2. ベアリングボールの配置。
  3. 再度グリス塗布。
  4. シール内部へのグリス塗布・はめ込み。
  5. コーンのはめ込み。
  6. ビニールテープでいったん固定。
  7. ホイールをひっくり返してハブ芯を差し込み。
  8. 玉押しの固定。

フロントハブメンテナンスの注意

玉押しの抑え具合等本来は専門の人にやってもらうのが好ましい話なのですが、実際に自分でやってみないと経験も積めず、今後も自分でメンテできないという。。。とはいえ、安全面については自己責任。事故で人に迷惑をかけないことを前提に作業しましょう。

ちなみに僕の玉押しの調整の感覚としては、一度ちょっと強めに(ほんとにちょっと!物体同士がちょっと当たったな!くらい)締め、コリコリっという感触で回るところから微かに緩めるといった感じです。

フロントハブメンテナンスの効果

ハブをグリスアップすることで機械の寿命も伸びますし、グリスアップ後の車輪の回転はすこぶる快調です。手は汚れるのでそのあたり嫌いであればちゃんと専門の方に見てもらいましょう。

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